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平成28年第6回臨時会(第1号11月24日)

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  1. 倉吉市議会 2016-11-24
    平成28年第6回臨時会(第1号11月24日)


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    平成28年第6回臨時会(第1号11月24日)                倉吉市議会会議録(第1号) 平成28年11月24日(木曜日)    第1 議員議席の指定  第2 会議録署名議員の決定  第3 会期の決定  第4 説明のため出席を求めた者の報告  第5 議案の上程並びに提案理由の説明  第6 付議議案に対する質疑  第7 付議議案委員会付託  第8 委員長報告並びに同報告に対する質疑    1 建設企画常任委員会委員長    2 教育福祉常任委員会委員長    3 総務経済常任委員会委員長  第9 付託議案の討論・採決 〇会議に付した事件
     ◎日程第1から日程第9まで                 午後1時00分 開会 ○議長(高田周儀君) 開会いたします。  ただいまから平成28年第6回倉吉市議会臨時会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。 ○議長(高田周儀君) 本日の議事日程は、お手元にお配りしております日程書のとおり行います。  日程第1 議員議席の指定 ○議長(高田周儀君) 日程第1、議員議席の指定についてを議題といたします。  平成28年10月21日に発生した鳥取県中部を震源とする地震の影響により、議場を市役所本庁舎から本市防災センターに変更することに伴い、会議規則第3条第2項の規定により、議席をお手元に配付している図のとおりといたしたいと思います。  お諮りいたします。議場の変更に伴う議席をお手元に配付している図のとおりとすることに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、議場の変更に伴う議席をお手元に配付している図のとおりとすることに決定いたしました。  日程第2 会議録署名議員の決定 ○議長(高田周儀君) 日程第2、会議録署名議員の決定を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、5番米田勝彦議員、14番福井康夫議員を議長において指名いたします。  日程第3 会期の決定 ○議長(高田周儀君) 日程第3、会期の決定を行います。  本臨時会の会期は、本日1日限りとすることに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、本臨時会の会期は、本日1日限りとすることに決定いたしました。  日程第4 説明のため出席を求めた者の報告 ○議長(高田周儀君) 日程第4、説明のため出席を求めた者の報告でありますが、これは石田市長ほか、お手元に配付しておるとおりであります。  なお、本日届け出のあった事故者は、議員及び当局ともありません。  以上、報告いたします。  日程第5 議案の上程並びに提案理由の説明 ○議長(高田周儀君) 日程第5、議案の上程並びに提案理由の説明に移ります。  報告第15号、議案第85号から第94号までを一括して議題といたします。  提案理由の説明を求めます。  石田市長。 ○市長(石田耕太郎君)(登壇) 皆さん、こんにちは。  初めに、本日の臨時会、本来であれば本庁舎の議場で開催すべきものでありますけれども、先ほど議長からお話がありましたように、議場が被災をいたしました関係で、この防災センターで開会せざるを得ないことになりました。御理解を賜りたいと思います。  それでは、議案の説明に先立ちまして、このたびの地震に関し、一言述べさせていただきます。  去る10月21日午後2時7分に発生した鳥取県中部を震源とする地震により、この倉吉市も含めた中部一円が大きな被害を受けました。被災された全ての皆様に心からお見舞いを申し上げます。  多くの皆様から、心のこもった支援物資の御提供や、多大な義援金などの御支援をいただきましたこと、また、国の関係機関の皆様、鳥取県を初め、県内外自治体から派遣をいただきました職員の皆様、ボランティアの皆様、関連業界の皆様など、本当に多くの皆様に多大な御支援、御尽力をいただいておりますことに、深く感謝を申し上げます。  地震発生から1カ月が過ぎ、余震も着実に減少してきております。今回の地震は大変多くの被害が出ましたが、本市におきましては、これまでにおけがをされた方が18人あったものの、死者がなかったことは不幸中の幸いであったと思っております。  市としては、地震発生当初18カ所の避難所を設置し、避難者の受け入れを行いました。一時的には2,000人を超える多くの市民の皆様が避難され、余震が続く中、不安な日々を過ごされたのではないかと思います。  地震後の避難誘導や、避難所で地域の皆様にも大変な御協力をいただきました。改めて倉吉の地域コミュニティーの力が災害時に効果を発揮していることを実感したところであります。  現在は、避難所も1カ所となり、14名の方が避難されているところです。  また、家屋被害届け出は、11月22日現在で8,565件にも及び、判定の済んだものでは、全壊1棟、大規模半壊5棟、半壊51棟となっております。被災した家屋では屋根などの損傷が多くあり、伝統的建造物群保存地区でも屋根を中心に多くが被災している状況にあります。  雨が降る予報もあったことから、ブルーシートの配布を始めましたが、被災された多くの市民が来られ、市役所周辺で道路の渋滞が発生したことや搬入が間に合わなかったことなど、大変御迷惑をおかけしましたこと、おわびを申し上げます。  現在、県内外の多くの自治体の職員の皆さんにお手伝いいただき、家屋の被害認定に係る1次調査を進めておりますが、届け出の件数が多く、調査に時間を要しております。できるだけ早く調査を終えるよう努力しておりますので、いましばらくお待ちいただきたいと思います。  また、罹災証明書につきましては、調査の完了したものから順次発送させていただいておりますので、もう少しお時間をいただきたいと思っております。  このたびの地震では、電気、水道等のライフラインが比較的早く復旧したことは幸いだったと思いますが、市内の道路・水路、企業の施設設備、農産物の被害や農林業関連施設公共施設など、社会活動全般にわたって数多くの被害が出ています。  当面の応急的な処置に続いて、これから全力を挙げて本格的な復旧、そして復興に取り組んでいかなければなりません。  これまで緊急に対応しなければならないものなどについて、3度にわたり予算の専決処分をさせていただき、避難所運営、施設の応急復旧緊急修繕住宅再建支援住宅家賃補助などの対策を講じてきたところであります。  これから長期戦になるだろうと思います。市民の皆様におかれましては、身体的にも精神的にもお疲れのことと思いますが、これから寒くなってまいりますので、体調管理に十分御留意の上、引き続き御支援と御尽力を賜りますようお願い申し上げます。  今後とも一日も早く市民の皆様がもとどおりの生活に戻っていただけるよう精いっぱい努力してまいりますので、議員各位の御支援、御協力を賜りますようお願い申し上げます。  それでは、ただいま上程されました諸議案につきまして、その概要を御説明申し上げます。  今議会に上程されました議案は、報告案件1件、予算案件9件、条例案件1件の、合計11件であります。  まず、報告第15号 議会の委任による専決処分について(損害賠償の額の決定について)であります。  平成28年6月20日、市職員が、公園の草刈り作業中、草刈り機械によって飛びはねた石により、隣接する店舗のガラスを破損したことによる損害賠償の額の決定について、10月25日に専決処分を行ったものです。  次に、報告第85号から第92号までの一般会計及び各特別会計の予算の専決処分についてであります。  このたびの地震の緊急対応等を行うために専決処分を行ったもので、避難所運営費公共施設災害復旧費被災者住宅再建支援事業費等について経費を計上したものです。  次に、議案第93号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第6号)についてであります。  このたびの地震により被災した伝統的建造物群保存地区内の建造物等の修繕に要する経費を支援するもので、5,200万円余を計上しております。補正総額は5,500万円余、補正後の予算総額は327億8,400万円余となります。  次に、議案第94号 倉吉市税条例及び倉吉市国民健康保険条例の一部改正についてであります。  平成28年10月21日の鳥取県中部を震源とする地震の被災者のうち、市税及び国民健康保険料の減免を受けようとする者の負担の軽減を図るため、減免手続の期限の特例を定めるよう、倉吉市税条例及び倉吉市国民健康保険条例の一部を改正するものです。  以上、今回提案しました諸議案につきまして、その概要を御説明いたしました。よろしく御審議のほど、お願い申し上げます。  日程第6 付議議案に対する質疑 ○議長(高田周儀君) 日程第6、付議案に対する質疑を行います。  まず、報告第5号 損害賠償の額の決定に係る議会の委任による専決処分について、質疑を求めます。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、議案第85号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第3号)の専決処分から、議案第92号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第5号)の専決処分まで、計8件を一括して質疑を求めます。  3番佐藤博英議員。 ○3番(佐藤博英君) まず、会計別一覧表の11月14日の専決から始めたいと思います。  1ページ、上の段になります防災安全課被災者住宅再建支援事業ということで、全壊、大規模半壊、半壊ということで、300万円、あるいは200万円、150万円、100万円というように補修、あるいは購入に係る支援金が払われる。ところが、その下、一部損壊、30万円を限度にということになっています。この30万円というのはどこから算出されたのか、まず伺います。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 佐藤議員の御質問にお答えいたします。  ただいまの御質問は、被災者住宅再建支援金補助金について、一部損壊におきまして30万円の一部損壊に対しての額の決定に対して、何が根拠であるのかということでありますけれども、これにおきましては、県の制度が基本でございまして、その中でこれまでの損害状況等を踏まえながら設定されたものと考えています。根拠についての算出的な数字というものは押さえておりません。 ○3番(佐藤博英君) これ鳥取県西部地震のときは50万円から150万円だったんです、一部損壊の場合。今回30万円というのはどういう根拠なのかが私にはよくわからない。しかも、20%損壊で30万円ですから、普通屋根瓦を直すと数十万円から数百万円かかるわけです。これで30万円ということになると、とても足りない。西部地震のときのように、やっぱり私は50万円以上出してあげるのが当たり前ではないのかなと。  これ県の被災者住宅再建支援基金、これを使いながら県はやるわけですけども、これ倉吉市も出して、県内の市町村がお金を出し合ってこの基金をつくっているわけですよね。もともとこれ21億円県は持っておったんです。今、9億円残っています。県にもっと出させんといけんと思います、これは。  そして、一部損壊の場合は、結局はその次のページにあるような、住宅を借りても何も支援がない状態、だから一部損壊の部分が私は余りにも支援が少な過ぎると思うんです。その辺はこれから市としてやっぱり考えていかなきゃならんのじゃないかなと思いますけど、いかがでしょうか。 ○副市長(山﨑昌徳君) 佐藤議員の御質問にお答えいたします。  今回、この10%から20%一部損壊の補助の制度を決めましたのは、全国で初めて鳥取県がこの一部損壊の制度を入れたわけでありまして、ですから50万円とか言われましたけども、一部損壊につきましては今回30万円初めて制度を入れたということであって、それにプラスして5万円なり4万円なり、小さい損壊についても制度を今回初めて入れたということでありまして、特にここについては、これまでよりも制度を拡大したと理解しておるところでございます。 ○3番(佐藤博英君) 西部地震のとき、片山知事でした。このときは50万円から150万円……。 ○副市長(山﨑昌徳君) 一部損壊ですよ、これ。半壊。(「それは半壊です」と呼ぶ者あり) ○3番(佐藤博英君) いやいや、一部損壊で50万円からなんです、いわゆる20%損壊したと。(「20%は半壊なんです」と呼ぶ者あり)あのね、今この制度、その片山知事のときは、なくなったんですよ、1回。50万円を出してたのが……(「それは半壊」と呼ぶ者あり)半壊じゃないです、それは。一部損壊で、それでそのときも全国で初めてだったんです。半壊は150万円ですよ、全壊だと300万円だけど。(発言する者あり)まあ、いいです。これは正確にそうです、50万円です。でも、今ここで調べようもないでしょう。  それで、私はここを、全国で初めてだというのは今、副市長が言われた、そのとおりです。片山知事のときも初めてだったんです。鳥取県の住民の皆さんがここから離れることのないようにということで、初めてつくった制度でした。これをぜひ積み増しをして、支援基金がまだ残っているわけですから、21億円あったものが12億円補正で県はつけましたけれども、震災ですから、やっぱりそれを出すべきだと私は思います。  5回までなので、続いてまた質問いたします。11月1日専決一覧表で、これ4ページになります。これは災害援護資金貸付事業ということで出ています。6年間は実質的には無利子で、10年間で償還するということになっています。  私、被災された方の家を先週の金曜日ちょっと回ってみたんですけども、ある被災された方にお会いしたときに聞いたのは、民間の貸し付けもありますよね。こういう公的な貸付事業もあります。貸付事業について、やっぱり相談窓口が欲しいということを聞きました。いろんな組み合わせや、どうしたらいいのかというのは、そのとき相談に来られて、状況なんかも含めて検討されるわけですから、ぜひこれは相談窓口を設けてほしいということでした。その辺してくださるようにお願いしたいんですが、いかがでしょうか。  それからもう一つ、同じ11月1日専決の7ページ、災害廃棄物処理事業ということでありました。大体私がよく言われたのは、皆さんがそうだったんでしょうけども、墓石がみんなこけてしまったと。こけただけじゃなく、割れたのもある。直すのに、石屋さん、直すのは直しても、その割れた石のほかし場所については自分で確保してくれと言われたと。こういう石、特に墓石とか擁壁、あれが崩れて石が崩れる、そういう大きながらになりますけれども、そういうのを捨て場所を確保してくれんかというのは随分言われました。それは個人の問題だから個人で、あるいは業者に頼んでくださいということではありましたけれども、余りにその量が多いために業者自身ももう困っちゃって、その辺の確保のことはどうにかしてくれんかと随分これも頼まれました。その辺のことはどうでしょうか。  とりあえずそこまで。 ○福祉保健部長(涌嶋祐二君) 佐藤議員の質問にお答えいたします。  災害援護資金貸付事業、その他の貸付事業についての窓口の御質問でございましたけれども、この災害援護資金貸付事業のほかにも、例えば社会福祉協議会生活福祉資金貸付制度を持っております。総合的な窓口はきょうから設置しております住宅の支援関係総合窓口資料等を置いて、そこで受け、説明を申し上げて、具体的な受け付けについては福祉課なり社会福祉協議会で受けるように準備はしておるところです。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 佐藤議員住宅支援の関係でございます。県の部分でいいますと、先回の分につきましては、20%以上を半壊とし、そして補助をしておられるという内容でございます。今回フレームが変わっておりますので、そのあたりの違いではないかと考えますので、よろしくお願いしたいと思います。(発言する者あり)ですから、一部損壊というものは前回はなかったということで御理解をお願いします。 ○産業環境部長田中規靖君) 佐藤議員、墓石と塀等のブロックということでございます。  基本的に震災において日常生活に支障を来す、緊急に処分しなければならないというものについては仮置き場に持ってきていただくということで、ブロック等もそれに該当すれば持ってきていただいたら結構です。ただ、補修するあるいは墓石等業者さんに頼まれてそれを補修されるという場合は、その業者さんの事業活動ということで、産業廃棄物として処理をしていただきたいと考えております。以上です。 ○3番(佐藤博英君) 4回目。墓石、やっぱり今回の場合は普通の業者がどうのこうのって私、言ってる場合なのかなと思います。集落で、あるいは部落で墓所をみんな協力して直そうという話がある。だけど、壊れた石を持って行き場がないんでそのまんまにしているというところもあるんです。こんだけ広範囲にそういうことがあった場合は、私はやっぱり住民サービスとして、捨て場だけは何とか、直すのは自分で直すわけですから、準備してほしいなと思います。
     それから今、涌嶋福祉保健部長からありました、総合相談窓口ということですけども、民間のそういう融資関係もやっぱり一緒にきちんとあわせながらやってほしいなと私は思います。  それから、総務部長が言われました。今回確かに30万円というのは初めてですけども、新設で今回10%未満の補修の被害で5万円まで出すという、使途不問というのもありますよね、そういう制度が今回。新設でですよ。西部地震のときは、補修した場合に限って、ちょっと制度が違うのは違います。ただ、150万円を限度額にして、20%あるいは10%まで下げて支給しているんですよ、これ。私ももう一度調べてみますけれども、この限度額の30万円というのを、やっぱり私は上げるべきだと思います。これ、県の住まいまちづくり課というところから資料をもらったんですけども、いずれにしても30万円というのは、私は低いと思いますので、県にはぜひそれを引き上げるように言っていただきたい。これからの問題ですから、全壊、半壊とか一部損壊というものは今年度末、来年の3月末までにいろんな調査をして、2次調査も含めて調査しながら積み上げをして、いわゆる激甚災害になるのか、あるいは局所激甚災害になるのかというのは決まりますから、とにかくそれまではぜひ頑張っていってほしいなと思います。何かありましたら。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 改めて佐藤議員の御質問にお答えいたします。  県の今回の制度につきましては、私たちが先ほど来説明しておりますとおり、20%以上を半壊とし、その住宅支援としてあったもので、新たに10%以上で20%未満のものについて30万円を限度とする補修・修繕費用ということで考えているところであります。そして先ほどありました修繕に関する部分につきましては、新たな制度として1万円から5万円ということでなっておりますので、またそのあたりの部分につきましては罹災証明を出させていただいたときに資料として、チラシとして入れさせていただいておりますので、届きましたら市民の皆さんにおかれましては御確認いただければと思います。  それから、先ほど佐藤議員からのお話の中で、1次調査、2次調査の中での積み上げということでのお話がございました。1次調査というのは、屋根、外壁、そして基礎ということで、外から見た外観で見るものでありまして、それで1次判定が行われます。2次判定につきましては、外観を再度確認をし、内側のほうを確認するということで、別の調査になりますので、積み上げになるものではありません。そのあたりについては、1次をしたから、2次をしたから上がるというものではなくって、その詳細については、また総合窓口を今回設置しましたので、そこでお話を聞かせていただきながらと思います。  熊本での震災もあったわけでありますけれども、1次調査して2次調査したから上がるものではない。当然下がるものもあるということでありますんで、そのあたりにつきましては状況等を確認しながら進めさせていただきたいと思います。 ○3番(佐藤博英君) 今の1次調査、2次調査ですけども、各市町村に、各自治体に、いわゆる1次調査やって2次調査が下がったとか上がったとか、ただそれは県の方針は2次調査を優先するようにということだと思いますけども、国の内閣府の指針では、それは市町村が決めることだとなっていますから、できるだけ住民の側に立った、調査あるいは判定の仕方をしていただきたいと、これを申し上げて、終わります。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 1次調査と2次調査のことについて、佐藤議員からございました。  本市、それから他町におきましても、今回の審査判定におきましては、2次調査をされた場合においては2次調査を、その結果に基づいて生かすという形にしておりますので、そのあたりについては御理解をお願いしたいと思います。  これは内閣府の基準において行いますので、それはやはり1次より2次のほうが詳しい。詳しい部分が出たならば、それを使うというのが本来の筋ではないかと考えております。以上でございます。 ○3番(佐藤博英君) いやいや、政府はそう言っとらんよ。 ○議長(高田周儀君) ほかに質疑ありますでしょうか。  13番山口議員。 ○13番(山口博敬君) 13番。まず、総体的なことをこの間いろいろ市民の方から聞いたことで、ぜひ市長にも伝えてくれということでございましたので、お伝えしたいと思います。  まず1つは、今回の震災によって、それぞれの家々で屋根の修理したり、家の中の壁を修理したりされる、墓もそう、神社もそう、多くあります。その際に、行政無線でも放送されたとは思うけども、いわゆる通常の価格よりも随分高く価格設定されたようなことで、そういう業者がおると、いたということで、再度これはやっぱり市民の皆さんが非常に心配されるところだと思います。市としても、無線も使ったり、市報を使ったり、いろいろその広報媒体で市民に周知徹底をまず図っていただきたいというのが1点。  それから、今言ったように、特に市民の被災が8,500件を超えたという市長の話もございました。私の家もそうですけども、相当、時間がかかるようです。市として、できることは十二分にしていただきたいと。いろいろ対応をできるだけ早く復旧・復興が進むようにお願いしたいというのが2点目。  それから3点目は、震災が先月21日にあったわけですけども、最初の間は、特に1週間、10日の間は、次々に市の各課、各部署から、特に館長さんあたりにいろいろ入ってきたと。調査をしてくれとか、なんとかかんとかという意見が館長会で出ておりまして、今月、きょうからか、24日からは総合の相談窓口を市もつくられたと、つくられるということでしたけども、こういう体制をいち早くつくっていただきたいと、こういう切実な要望・希望が出ておりましたので、この3点を特によろしくお願いをしたいと思います。  それから、個別的には、1点は、ちょうどこの10月21日には、稲あたりはほとんど刈り取りが終わった時点だろうとは思うですけども、ここにありますように梨の選果場が被害を受けたり、当然農家の梨も落下しておると。これもいろいろ情報で伝え見たり聞いたりするところです。それから、ライスセンターなり、カントリーエレベーターなり、スイカなり、それぞれ被害を受けておるようですけども、これについては倉吉市のいわゆる被害の状況がまだなかなか不明でわからんところがある。この際、どういう内容の被害があったのか教えていただきたいと、こう思います。  それからもう1点は、高齢者の方が市の行政無線で放送があって、家がもう住めんだとか、怖くて今の家にはおれんだとかいう方は、市のいわゆる住宅を、市営住宅や、県の住宅もあったかもしらんが、そういうのを紹介、あっせんしますよと、こういう放送があったと。自分のところにもあった、それは行ってみなさいと。ところが、数が数ですわな、足りんわけです。市の対応が、高齢の方を優先するだとか、そういうようなことも言われたと。自分のところがそういう部屋というか、家がな、アパートが回ってこんと、市営住宅が。こういう方も結構おられるんでないかなと思うわけです。こういう方に対する対応を今後どのようにされるか、いわゆるその枠からはみ出た方、このようなことも、ちょっとこの際聞いておきたい。本人からしてみれば関心がございますし、心配でもあるし、これから冬を迎えます。その点を聞きたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。以上。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 私から3点、答弁させていただきたいと思います。  山口議員からありました、まず初めに、修繕にかかわって悪徳な業者さんがおられて、そういった被害を聞くと。それに対する市民ヘのそういったことのないように注意喚起の放送をということだと思います。これにつきましては私も聞いておりますので、周知のほう、防災行政無線を使いながら、どういった内容で流すのかも考えながらさせていただきたいと思います。  次に、修繕への市としての取り組みでございます。県内にあります事業者さんは限られているわけでございまして、岡山のほうからもその専門業者さんが入ってきておられると聞いております。それでなのか、やっぱり県外から来られますと少し割高になるということがあるようでございます。そういったところにつきましても、先般、中部総合事務所のほうに伺いましたら、その価格の設定であるとか、そういったものをどうするのかということでお話をしておられるということもございますので、そういった情報が入りましたら、また情報を伝えていくように努力させていただきたいと思います。  調査の件でございます。先ほどありましたとおり、昨日現在、8,565件の被害届がございました。現在、調査につきましては89%、7,627件の調査が完了しております。ですので、ただいま市職員で10班の編成を行って調査をさせていただいておりますので、今月中にはおおむね済むのではないのかなと考えているところでございます。ですので、21日に地震が起き、22日から報告を受けながら、市の職員が調査を行ってきました。しかし、限られた人数でありましたので、なかなか数が進みませんでしたけれども、県内、そして県外からの支援を受けまして多くの班を編成し、このピークを超えるような形での調査もできましたんで、なるべく早く完了するように努めていきたいと考えているところでございます。私からは、以上でございます。 ○産業環境部長田中規靖君) 山口議員の御質問にお答えいたします。  私のほうでは、主に農林関係の被害状況ということでお話をさせていただきたいと思います。  現在把握しておりますものでございますけれども、農作物については、おくての梨ということで、被害相当面積が2.45ヘクタール、被害想定額が1,375万円程度を見込んでおります。これはJAさん分だけではなくて、倉吉市果実農協も含めた分ということでございます。その他、シイタケのほだ木が倒れたと、倒木ということで報告を受けております。  あと、農林業の施設関係でございます。主に共同利用施設、JA関係でございますけれども、梨選果場、こちらにつきましては窓ガラスあるいは窓枠、鉄骨基礎部分の損傷あるいは中央総合育苗施設、これにつきましては育苗ハウス内の循環扇の落下、それから横田肥料物流センター、こちらにつきましては搬入倉庫シャッター4基のうちの3基が破損、それから秋喜ライスセンターでございますけれども、こちらについては乾燥機設備のずれ、それから昇降機等の設備が外れたと受けております。それから、アグリアス鴨水、カントリーエレベーターでございますけども、サイロ、それから乾燥機のずれと聞いております。その他畜産関係につきましては、報告を受けておりますのは酪農の牛舎等の被害ということで、搾乳ライン等の被害の報告を受けております。  あと、農道あるいは用排水路等でございますけれども、まず農地につきましては34件の報告を受けておりまして、現在、39カ所の確認をしております。農道につきましては46件、箇所数としては75カ所、用排水路につきましては54件、73カ所、林道につきましては5路線、12カ所、ため池につきましては10ため池、8カ所ということで、今現在確認できているのは合計で207カ所、想定しております被害金額につきましては約1億6,700万円程度と算出しております。以上です。 ○建設部長(石賀祐二君) 山口議員の、被災された高齢者の方などの、住むところに困っておられると、市営住宅の数が足らないんじゃないかということの御質問でございました。  地震後、県の県営住宅、それから市の市営住宅の募集を、被災者の方に対して行っております。県のほうは最初35戸を被災者の方への住宅ということで提供され、既にその募集は終わっております。また、二次募集ということで、7戸募集をされておりまして、それも既に終了をしております。  県においては、県営住宅とは別に、国家公務員の宿舎等も提供をされております。  市のほうは、11月7日から14日までの間、市営住宅11戸を募集いたしました。これに対しまして、募集を超える応募がございまして、抽せん等も行っております。最終的に1戸辞退がありましたので、今現在11戸のうち10戸が決まっております。  市営住宅にしましても、県営住宅にしましても数に限りがございます。提供できるところはもう既に全て、県も市も提供しておるところでございます。今現在は修繕等をやって提供できるところがないかということで調整をしているところですが、多くの数は期待できないというところでございます。  したがいまして、市の事業としまして、11月14日専決で出させていただきました民間賃貸住宅家賃補助事業というものを専決で決めております。この事業は、住宅が半壊以上となった世帯につきまして、民間の賃貸住宅、アパート等を借りる場合に、その家賃、最長で1年分、それから諸経費、敷金、礼金を世帯の人数に応じて補助をするという制度でございます。これは県の2分の1の補助を受けての制度でございまして、県の制度がまだはっきり決まっておらないところもありますので、まだ調整中のところもございますが、3人以上の世帯で月6万円の家賃を補助する、それから2人以下の世帯で月5万円の家賃を補助するという制度でございます。また、民間のアパートに住まわれていて、被害を受けて住めなくなったというケースについても補助の対象とすることを考えておりまして、これも3人以上の世帯であれば2万円、2人以下の世帯であれば1万5,000円を限度額として補助していくことで調整を図っているところでございます。以上でございます。 ○13番(山口博敬君) 大体わかりましたけども、最初の3点については、特にこういう災害時は情報が錯乱するし、混乱するし、特に館長さん方が大変です。自分の村のこともちゃんとせないけんし、地区のこともあるし、それから市の各課からのいわゆる調査をして報告してくれとか、何ぞかんぞで一挙に仕事がふえてくるということで、特に市に対しては窓口を一本化してくれと、早くからそのことが多く、強く出ておりましたので、さっき答弁いただきましたけども、特にその点、今後災害対応ということで留意願いたいと、こう思います。  それから農業施設、それぞれ説明があった、聞いたわけですけども、もう既に1カ月を過ぎちゃったわけで、特にそれぞれ梨にしたって、スイカにしたって、カントリーエレベーターにしたって、補修が、復旧の工事がどういう状態になっているかわからんわけですけども、今々の作業なり、来年からの作業なり、その辺の作業に支障が出ないように対応していただきたい。その辺のこともわかっておられれば、把握しておられれば聞いておきたい。  それから住宅の件、こういうことを聞いた。家が被災したと、それで直すには結構の費用もかかると。年も年だし、今から家はもちろん建てれんし、大変だと。できれば市営住宅やそういう公の住宅に入りたいと。数は知れてますから、今、部長から報告があったようにもういっぱいいっぱいだと。そういう方が何人、何十人おられるかわからんけども、そういう方々に対する説明だな、24日からこの総合的な相談窓口もつくられるということです。これはもう議案説明会でもあったけども、徹底していただいて、市民がどこそこに行けば、そういういろいろな相談に対応していただけるということを決定していただいて、そういう不安を持っておられる市民の方々に理解、納得をしてもらって、今後の生活なり、住まいなり、その辺をやっぱり納得して考えて、理解してもらわないけんわけで、その辺は今言いましたように情報提供を確実にしていただきたいと。大変困っておられる、今言ったとおりです。年も年だし、ようとてもこの家を直すようなことはできんという方もおられるわけで、再度周知徹底を図って、どこそこでそういう窓口があって、そこではいろいろと相談に乗るから、まず相談をしてくださいというようなことを周知徹底してください。よろしくお願いします。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 今、山口議員から、市民の方々への周知等のお話がございました。公民館長さんも大変であるということで、そのあたりについてはお話を聞いております。さまざまな部分で、災害が起きましてから多くのお力添えをいただいているところでございます。12月の頭に自治公民館連合会さんとお話しする機会がございますんで、その中でもどういった情報を流したらいいのか、また御意見を聞きながら進めさせていただきたいと思います。  それから、先ほど建設部長からもありましたけれども、高齢者の方が家を被災され、次どうしようかと困っておられるということでございます。先ほど、議員からもありましたとおり、本日から被災住宅の総合窓口をつくりました。そちらのほうに相談に来ていただきますと、そこでお話を聞き、その制度が固まりましたら御案内させていただいて進むようにしておりますので、そのあたりまだまだ情報が十分に伝わっていないと考えておりますので、そのあたり情報が通るように努力させていただきたいと思います。住宅に関するさまざまな御相談がありましたら、その被災住宅の相談窓口のほうに、できましたら電話では、なかなかそちらのほうで申請といいますか、聞き取り等する必要がございますので、大変だと思いますけれども、市役所の西玄関、成徳小学校側でございますけども、そちらのほうに総合窓口を設けておりますので、よろしくお願いしたいと思います。以上でございます。 ○産業環境部長田中規靖君) 農業施設あるいは共同施設の修繕につきましては、次期の生産活動に必要でございますので、それに間に合うよう、仮に間に合わなくても、それに支障がないよう、仮、応急とかという最善の方法で補修、修繕等していきたいと思いますし、そのように指導していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(高田周儀君) 10番佐々木議員。 ○10番(佐々木敬敏君) 10番佐々木です。今回の専決なり補正予算、午前中の議案説明会でたくさん勉強させていただきました。本市としても、あと財調が2億円しか、しかといいますか、残高が2億円にまでなるような大型の予算を提案されまして、一日も早くこれが執行されて、見える形で市民の皆様に早く行き渡るようなことを要望しておきます。  実は12月議会でもとは思っておりましたが、学校給食センターのことでございます。どうも時間的に間に合わないようなので、教育委員会の見解を聞きたいなということで質問をさせていただきますが、御存じのように民間委託ということで、実は働いておられる方から、何名かの方から相談を受けました。その中で、休業期間の補償について、現在話し合いがされているように聞いていますけども、もう何カ月にも及びますので、給料がどういう形になるのか、あるいは自分の職がどういう形になるのかなかなか決まらないので、転職したりあるいは就職を探したいというような相談を受けました。12月議会ではちょっと間に合いませんので、そのあたりのことを把握されておって、どういう状況になっておるのかわかれば、聞かせてください。 ○教育委員会事務局長(向井 正君) 佐々木議員からの給食センター休業に伴う職員の休業補償といいますか、そういったものについてのお尋ねでございます。  これにつきましては、業者さんともお話を進めているところでございまして、業者としても、新たな事業再開時に、なれた職員がまたやっていくことが給食がスムーズにできるということがありますので、何とか休業補償を払っていきたい、そのために市のほうにも協力を、委託料のほうを何とかお願いしたいという御相談をいただいておるところでございます。  また、職業安定所でそういった場合の基金を持っておりますので、そちらのほうの制度が利用できないか、今度29日に説明会がございますので、給食センターほか委託業者のほうで、そういった部分があるという業者については、そちらのほうの相談に行っていただいて、その後にまた市とそういった委託料、そういったところの協議をしたいと考えておるところでございます。以上です。 ○10番(佐々木敬敏君) 協議をされておるというのは、自分も聞いておりますので、現状やめられた方があったのか、やめようとしておられる方があるのか、そのあたりのことは具体的にはわかりませんか。 ○教育委員会事務局長(向井 正君) 現在、聞いておりますのは、給食センターでパートの方が1名既に退職されたということは聞いております。以上でございます。 ○10番(佐々木敬敏君) ぜひ、先ほど答弁がありましたように、なれた方がいいということであれば行政のほうも、やはり何カ月も給料が入ってこんということであれば、なかなか働いて、続けてということにもならんようですし、やっぱり早く結論を出してあげることも一つ大事ではないかなと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○教育長(福井伸一郎君) 給食センターの再開についてということでございます。今、調理業務を各4町のほうにもお願いをしておりまして、そういったときのお手伝いに民間のほうから入ってもらっているということがございます。それから、もう少し回数がふやせないかということで、今、調理が可能なところはどこかということで模索しているところでございますので、その話がうまくいけば、またそこのところでもお働きいただけるということでございますので、何とかその仕事の場を確保していきたいなと考えています。以上です。 ○議長(高田周儀君) 8番伊藤議員。 ○8番(伊藤正三君) 8番。私は教育委員会に、体育施設緊急修繕の項でちょっとお尋ねをいたします。  この専決処分、専決予算です、10月25日、それと11月1日、11月14日という形で出ておるわけですが、これずっと継続して出ております。それで、その中で具体的に最初800万円、次が1,350万円余り、次に1,500万円ということであります。最初はスポーツセンター、あるいは武道館、庭球場の給水設備の修繕料、それからボイラーということで800万円ということで、次にこれもまたスポーツセンター給水設備修繕費、ボイラー、武道館給水設備、非常階段とかいろいろある。最初やってみて、どうもそれじゃ足らないということで次に至ったというような状況であろうかとは思います。  それについてとやかくということではございませんが、次にまた委託料で被害状況調査・設計等、温水プール、野球場、庭球場、射撃場、武道館、陸上競技場、スポーツセンター、相撲広場と、これが11月1日の専決予算で出ておるわけです。次に、また委託料でスポーツセンターののり面、武道館給排水、陸上競技場ほか被害調査・測量設計、この辺のところがちょっとわかりにくいので、この経過というか、具体的にこの施設、今この施設はこういう状況で使えないとか、一部使えるとか、野球の場合はオフシーズンというものがありますので余り使用者はいないと思いますが、温水プールにしても、庭球、射撃、武道館などなど、陸上も、スポーツの季節ではないにしても、オフシーズンということは余り考えられないわけでございます。こういう形になった経過というのかプロセスを、それと個別的にある程度状況というものがわかれば、今の段階でお教えいただきたいと思います。 ○教育委員会事務局長(向井 正君) 伊藤議員からの体育施設の被害状況、またどうなっているのかということについてのお尋ねです。  概略的に申しますと、陸上競技場を中心に、相撲広場、射撃場、野球場、庭球場、武道館等で地盤の変動が非常に激しくて、地割れ、陥没、構造物の被害があったところでございます。また、これに伴って給排水管の損傷が非常に大きくありました。それから、温水プールでは流水プールが大破しまして、プール地下にありました地下ピット、機械類があるところなんですが、そこに水が浸水して、多くの機械類が損傷を受けているところです。一方、関金地区の施設では、ほぼ被害がなかったところでございます。  詳細に申し上げますと、体育センターでは、天井の一部が落下、それから事務室の照明が落下ということですが、使用は可能となっております。  それから、庭球場につきましては、コート地割れ、管理棟屋根、トイレ、給水施設等に被害がありまして、現在、使用を休止しておるところでございます。  野球場につきましては、スタンド客席にひび割れが多数発生しております。それと地盤沈下が発生しておるところでございまして、野球場についても現在は使用不可ということにしておる状況でございます。  それから、陸上競技場につきましては、照明の破損でありますとか、スポーツセンターと客席のところのつなぎ目が外れておる状況、それから陸上競技場自体が陥没とか、沈下によりまして高低差が最大では7センチぐらいのところが発生しておりまして、現在はその復旧方法について検討しておるところでございまして、当分の間、こちらのほうについても使用ができない状況です。  それから、相撲広場につきましては、地盤のひび割れ、それから屋根の基礎が老朽化したこともありましたけれども、破損しておりまして、こちらも使用が危険な状況でございます。  それから、武道館、こちらのほうは建物周辺駐車場におきまして地割れが発生しておる状況でございます。外壁の剥がれ、スロープの割れ、それから給排水管が破損をしておる状況で、こちらについても現在、使用ができない状況です。  それから、射撃場ですが、場内の地割れ、通路にひびが入っている状況で、こちらのほうについても使用を禁止しているところでございます。  スポーツセンターにつきましては、通路各所でひび、それから給排水管破損、燃料タンクの破損、体育館の天井一部落下がございましたが、こちらについては復旧しまして、使用が可能となっております。なお、現在、避難所として御利用いただいておるところでございます。  それから、関金の屋根付多目的広場のトイレで、屋根の一部で被害がありましたけれども、こちらのほうは使用が可能となっております。それから、関金農林漁業者等健康増進施設、体育館ですけれども、ガラスの一部破損がございましたが、こちらも使用は可能でございます。  それから、温水プールは、先ほど申しましたとおり、流水プールの槽が大破しておりまして、地下ピットが水没し、機械設備が破損しておりまして、現在これをどのように修繕していくのか調査中でございます。以上でございます。 ○8番(伊藤正三君) 温水プールは使用ができないんだね、温水プール使用は。 ○教育委員会事務局長(向井 正君) 使用はできません。 ○8番(伊藤正三君) いろいろ被害があって大変でございます。それで財源的なこともございましょうし、ただ、スポーツというのは人の気持ちや心を和ませたり、いろいろな効果もあると思います。今なかなか答えは難しいと思いますが、今後の財源の手だてとか復旧の見通し、そういうものはある程度立てておられますか。今答えれる範囲でよろしいです。 ○教育委員会事務局長(向井 正君) 小さいものについては、もうできるものからやっていくということでございますが、一番被害が大きい陸上競技場、これについては今どのような方法で復元していくのかということ自体がまだ見えてこない状況ですので、相当数時間がかかると思います。  それから、温水プールについても同様でございまして、機械設備の復旧をどのように図っていくのか、プールをどうやっていくのか、そのあたり調査中でございますので、こちらのほうも少し時間がかかるのかなと思います。  あとについては、それぞれ修繕すればできるという状況でございますので、順次回復していくものと考えております。以上です。 ○8番(伊藤正三君) 結構です。 ○議長(高田周儀君) 9番由田議員。 ○9番(由田 隆君) 9番。私から2件質問いたします。  まず最初に、これは防災安全課ですが、今回の地震によって北面、伊木等で防火水槽の修繕が専決でなされております。これが1,000万円になっています。事業の概要と積算の根拠をまず教えていただきたいと思いますし、もう一つ環境課、今回、上余戸墓地ほかということになっていますが、300万円の予算計上で、被災した市有墓地を修繕するものとなっています。何カ所で、どのような事業を展開し、その積算根拠なるものをまずお示しいただきたいと思います。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 由田議員の御質問にお答えいたします。  北面、伊木等で防火水槽が破損したり、その地面がずったことによって損害を生じたというものでございます。積算につきましては、その事業者等の概算の見積もり、それをもって積算をさせていただいているところでございまして、その後、この1,000万円につきましては、他の防火水槽等の影響もあるということで、そのあたりも加味しながら枠として予算化させていただいているものでございます。以上です。 ○産業環境部長田中規靖君) 由田議員の御質問にお答えいたします。  今回の補正につきましては、市有墓地ということで、倉吉市におきましては94カ所市有墓地がございます。その全てがどうこうということは、まだ現在としては把握はしておりません。ただ、そういう市有墓地で被害が出ておるということを把握しておりますので、枠として300万円を計上させていただいたというところでございます。ちなみにこちらは当然、個人個人のお墓は個人で直されるわけですけども、その共有部分、参道みたいなところ、そういうところについての補修ということで上げさせていただいているものでございます。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 改めて御答弁させていただきます。  積算根拠でありますけれども、1カ所200万円とし、5カ所を想定して予算を組まさせていただいております。以上でございます。 ○9番(由田 隆君) きょうも議案説明会の中で、議員からこういう発言がありました。現の段階ではなかなか状況把握はできてない、正確な数字が出てないのでなかなか議論がしにくいという御意見がありましたが、まさに今聞けば、総務部長産業環境部長もそうですよね、枠でこの予算をとっているというようなところであります。環境課に至っては、市内に94市有墓地がある中で、どれだけ今後出てくるか想定できないから300万円の予算をとっているんだとも聞こえます。やはり早急に被害の調査をして、こういう議会、きょうは特に市民も高い関心を持って見ておるわけですから、もう少し詳しい説明がいただきたいと思います。  それも防災安全課のほうもそうです。5カ所を想定して、1件200万円で1,000万円だ、いわゆる防火水槽とて、今までこの間、地震に備えて耐震の防火水槽、市内でも多く設置してきた経過があるんです。じゃあ、この防火水槽は耐震の防火水槽であるのかないのか、そういうようなところも、だからこういう機会に皆さんの役割としては、耐震で防火水槽をつくってないところに被害がいってますよ、だから耐震は必要です。市民の安心・安全を確保するために耐震の防火水槽が必要ですというようなことを、こういう機会を通じて市民に理解を求め、私たち議会にも大きな経費が要るけれども、安心・安全のために必要な予算措置ですから、防火水槽の普及に協力くださいぐらいのことを言えたらいいんですけど、そういうことは把握していませんか。もし把握しておられれば、今後の5カ所、200万円がどの程度のところを想定しているのか、やっぱり市民の前に示してください。  それから市有墓地、先ほど3番佐藤議員の質問を興味深く聞いていました。私も個人的に田中産業環境部長に、この発災直後、市民の多くから墓石あるいは灯籠等の破損について、処分するところがない、何とか市でお願いできないかということで、課長にも、そして部長にもこのことをお願いした経過があります。その結果として、先ほど佐藤議員にお答えになったとおりだと思います。  ただ、きょうも市長がその提案理由の説明の中で、市民の生活再建、もとどおりの生活に戻っていただけるように今後も努力していきますと、市民にメッセージを発せられました。そして今回の震災、中部地震で個人住宅に当たり前のように行政支援ができるようになったのも、実は片山知事西部地震のときに全国初で、個人住宅にも公的資金を出して生活再建をしていく。これは今、当たり前のようになったけれども、片山知事のとき初めてなんです。  何が言いたいかというと、個人で墓石処分がなかなかできない、灯籠が処分できない、そういう市民の切実な願いであります。災害ごみの仮置場は、20日で終わりました。でも、それは住宅部分が主で、これからますます個人で墓を直したり、あるいは壊れた灯籠の処分というのは、市民の多くの皆さんから、これから要求が出てくると思うんです。やはりそこに行政は思いをはせてほしい。  初めから道はないんです。歩いたところが道になると、先人は言ってます。今回の鳥取県中部地震を契機に、倉吉市から。それは業者の方が墓を新しくして、その撤去した墓石を処分するというのは、これは業者の責任でしなければならないと思います。ただ、そこに至るまでに、灯籠をこの際、処分したい、あるいは墓を、小さい墓を壊れたのを処分して一つにまとめたい、そういうのをやはりこれがもとどおりの生活再建、支援の中に私は入ると思います。  現に上余戸でも、こういう個人部分は別にしても、市民生活に密着しているから市有墓地の修繕にも300万円かけて補修されようとしている、予算計上している。その意思はとうといと私は思います、ある意味。だとしたら、墓石の処分、やはり熊本でも東北でも例がないから、倉吉市はよう手を挙げれませんというんじゃなくして、研究していただきたいと思います。  今後ますますこの部分の需要がふえると思うんです。これは部長でなしに、市長あるいは副市長に御答弁いただきたいと思うんですが、ぜひ検討を加えていただきたいと思います。  中山間地の本当に7割、8割、墓が壊滅的になっているところもあります。もうお耳に達していると思いますけど。余力があればいい、なかなか生活再建に、身の回りの家や、建具や、そういうものにお金を先に使って、墓は二の次になってしまっている状況が今あるわけであります。生活再建にはやはり先祖を大事にする、この地域の人たちの思いにも寄り添っていただければと思いますが、市長あるいは副市長、御答弁をいただきたいと思います。 ○議長(高田周儀君) 9番由田議員に申し上げますけれども、今の質問は11月補正予算の部分に入りますんで、答弁はしていただきますけども、補正予算に入った部分については質問なしということでお願いします。 ○市長(石田耕太郎君) 今回の補正予算もそうなんですが、震災対策でどこまでやるかというのが非常に難しいところであります。個人の資産について、片山知事が初めて公費をつぎ込んで生活再建につなげていく、定住につなげていく、まさに人口流出をとめるための施策として実施をされたわけであります。当時は基金もなかったわけでありますので、身銭を切ってそういう制度をつくられたわけでありますが、その状況は基金制度がつくられた今でも変わらないわけで、やはり我々として、今、資金が限られている中でどういう施策をどこまでやるのかというのは、常に悩みながら施策を講じてきたわけです。  墓石をどうするのかというのは、これはお声を我々もたくさん聞かせていただきました。ただ、やはり住宅の場合は、これはなくては生活ができませんので、これはまずきちっとやろうということで考えたわけですが、そういう意味では墓石というのは、そういう切実さという面では少し位置づけが変わってくるだろうと思いますし、本来、墓石は捨てるというものではないんではないかという気持ちも持っております。この際だからという、いみじくも先ほどおっしゃったんですけれども、この際だからというものにどんどん投資をしていくと切りがないわけでして、やっぱりある程度、これはやはりどうしても必要だなというものに絞って投資をしていくということも、限られたお金の中では選択肢として考えていかないといけないことではないかなと思っています。  実際、倒れた墓石を立てるだけでも素人ではなかなか難しいということがあります。そういう面でいくと、そういうことでも費用はかかるわけですので、それをどうするのかということは、やはり基本的にはそれぞれで今の段階では考えていただくべき分野かなと思っているところであります。これはやはり選択の問題だろうと思います、どこまでやるかと。そういう意味でいくと、やっぱり住宅を優先させていただくのが今の現状ではないかなと思っているところであります。これは他の市町村もいろいろ悩まれているという状況も伺っておりますけれども、概して墓石まではなかなか難しいよねというような情報交換をさせていただいているということも申し上げておきたいと思います。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 由田議員の御質問にお答えいたします。  北面、伊木の部分ですけれども、開口式の古い耐震性のない防火水槽であったということで破損したものでございますけれども、先ほど言われました耐震性のある防火水槽の設置ということにつきましては、これは毎年度予算を設け、取り組みをしております。これにつきましては自治公民館さんからの要望であるとか、その水利の状況を見ながら取り組んでおりますので、そのあたり、これまでのとおり、その必要性に応じながらきちんと対応していきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。以上です。 ○議長(高田周儀君) ほかに。  段塚議員。 ○17番(段塚廣文君) 17番。今回の地震による補正予算、補正予算第3号、4号、5号ということで市長が専決処分された。その総額は40億2,000万円近い総額です。これはいわゆる地震による緊急事態ということで、議会を開くいとまがない、これは自治法第179条第1項、これは当然それは緊急事態ですから、専決処分されたということは市長としての適切な判断だと思います。きょうその報告を受けるわけですが、午前に議案説明会という形で報告を受けました。
     そこで申し上げたことは、なぜ専決処分したかということから考えると、確実な確定した数字はなかなかとらまえにくいという意味で、緊急な専決処分については、我々は、私は理解できると思っておりますし、これから事業が固まってくるにつれて数字は固まるわけで、またそのときに質問があればしたいと思いますが、そういうことで個々の質問は私はいたしませんが、今回の初めの専決です、これは10月25日、これから約1カ月たっておるわけです。このときが約5億6,500万円、11月1日が約17億5,700万円、14日が約16億9,600万円、こういうことですが、11月1日あるいは11月14日についてはまだ間がない。ただ、10月25日については1カ月になるわけです。  それで私言いたいのは、押しなべて40億円の予算が、専決の趣旨からいうと、早い対応をして市民生活の安心、復旧に取り組まないけんという意味で専決処分されたわけで、これ早い専決は1カ月になるわけだが、そういう市民の要望に応えるというか、行政としての責任を果たすためにどれぐらいの執行率になっておるのかと、大まかな数字で、どれぐらい予算上、予算40億円組んだけども、今、どれぐらい執行しておりますよということが把握できれば、大まかな数字でも教えていただきたい。  というのが、私なぜかというと、早い対応が必要だったから専決されたわけで、趣旨はね。だからいわゆる市民の生活、安定した安寧の市民生活を取り戻すためにも、専決処分はそういう意味でやられたんだから、どれぐらい執行がなされておるのか。速いスピード感を持って対応して、対処していただきたいという意味で、どれぐらいな取り組みが今なされておるかということを、今後のスピード感を持った対応を含めて、そういう気持ちも含めて質問するわけです。それが第1点。  それからもう一つは、10月25日の専決の中に、時間外及び休日勤務手当が8,000万円見てある。私はその時間外及び休日勤務手当8,000万円が、これに問題があるとは言っていません、これは当然の対応で職員が動くわけですから。ただ、通常業務のために9,000万円ぐらいの予算計上が既にある。そこの上に8,000万円の時間外手当というのは、通常業務をこなした上の職員の業務になってくる。私が言いたいのは、いわゆる職員の業務体制という、過重労働、健康管理といったものはどういう考え方を持っておられるか。というのは、倉吉市は今現在、一つの例があるわけだな、過重労働に対して悲劇が起こって、それに対する、問題もあると。地震の対応によってそういうことがあってはいけんという意味で、これは対応するためには時間外手当は当然組まないけんし、職員も動いてもらわないけん。ただ、当初予算に計上してあるぐらいの額の時間外手当が今回専決処分で計上されておるが、職員の業務体制というのはどうなのかということが聞いてみたい。まず2点、お願いしたい。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 専決処分に当たりまして、執行率の部分ですけれども、この執行率についてはまだ出ておりません。専決予算で予算化することで、その予算の裏づけがあって執行ができますので、今後執行率等出てきましたら御報告させていただきたいと考えております。  それから、2点目にありました10月25日に時間外手当を組まさせていただきました。当初組んでいる予算が9,000万円、今回8,000万円ということでございまして、これにつきましては21日の段階から避難所、本部関係、それから家屋調査、さまざまな災害業務に職員が従事する中で、24時間体制ということで避難所は運営されます。そういった中での部分を概算、積算させていただきまして組まさせていただいたところでございます。  そこにおきます職員の健康管理でございますけれども、やはり当初、かなり職員はくたびれていたなと思っております。そういった姿を見る中で、少しでも休めるようにということで、土曜日か日曜日、どちらかを休む体制がとれないかということで、各所属長にも周知をしたりしているところであります。ただ、限られた部分でございますけれども、継続して土曜日、日曜日に業務を行わなければならない、いわば家屋調査、1次調査でありますけれども、多くの家屋が被災し、それを早く調査結果を望んでおられる方がおられるというのが現状でございますので、それにつきましては多くの職員が出勤し調査をする中で、調査は昼間回りまして、夕方かけて調査結果をまとめていくといった状況がございました。  そういった中で、職員の健康管理につきましても、先ほども言いましたけれども、土日のどちらかが休めるようにとか、平日休みをとれるようにということで、個々の管理職に周知をさせていただいたところでございます。  今の健康状態としてどうなのかというのは、全般的には把握しておりませんけれども、大きく体調を崩してという部分で、当初は病院に運ばれた職員等もございましたけれども、今のところはそれ以外聞いていない状況でございます。当然、職員の健康管理につきましては、私たちも心配しているところでございまして、市長からも再三にわたり、各所属長に対して、職員の健康管理についてはきちんとするようにということで言っていただいておりまして、取り組みを進めているところでございます。まだまだ不十分な点もあるかもしれませんけども、そのあたり改めまして各所属長にも周知し、職員の健康管理にも努めていきたいと考えております。以上でございます。 ○17番(段塚廣文君) 今、総務部長から答弁いただきましたが、全ての事業は予算の裏づけがないとできないとみずから総務部長は言われましたが、そのとおりです。だから専決処分で予算を専決された。だから専決された予算に基づいて早い執行をやって、災害の復旧あるいは市民生活の安寧のために取り組んでほしいという意味で、今どれぐらいの、進め方がしてありますかということを聞いたわけで、だから個々の押しなべてどれぐらいのことはもう取り組んでおりますよというぐらいなことが聞けるかなと思って言ったんですけども、またその都度報告できるときにはしてほしいと思います。でないと、この専決処分の意味がない。そういう意味で言ったわけ。  それから、健康管理については、予算を8,000万円つけようが、9,000万円つけようが、それは予算議決、それは見やすいことかもわからんが、それに基づいて動く職員というのは、通常業務をこなしながらの業務です。私も発災した日に10時半ごろ帰ってきまして、丸田議員と2人で寄ってみた、地震の日にな。そしたら職員総動員ですよ、本当に今夜は不寝番だと言っておりました。それぐらいやっぱり職員にとって勤務が加重になってくる。そして一つの例も倉吉にはある。そういうことから考えたら、大丈夫なのかと、仕事をするのは職員だでという意味で言っておるわけで、市長から特にそういうことに配慮があって、そういうこと配慮しながら職員の従事、仕事をさせなさいということがあったということですから、そのことで安心しましたけど、そのことがちょっと聞きたかった。わかりました。終わります。 ○議長(高田周儀君) 7番鳥飼議員。 ○7番(鳥飼幹男君) 7番。私からは1点、公民館施設緊急修繕について伺いたいと思いますが、その前に、同僚議員の山口議員から市民に対する相談窓口について種々ありました。これから本格的な復興に向けて、本当に長期間にわたって市民の安全・安心を守っていくためにしっかり取り組んでいかなくちゃいけんと思いますが、先日来、新聞で私たちはこういう相談窓口を知るわけです。20日の日には、平井知事からよろず相談所にしたいということで、県中部地震総合支援相談窓口、これは中部総合事務所に設置をされました、ということがありました。ここの中にも住宅修繕のあっせんなど、専門職員を置いて運営をしていくんだという話がありました。  それから、また同じく中部総合事務所には、被災建物修繕等総合相談窓口、これも新聞で知りました。これは、今、瓦が大変な損傷を受けているということで、瓦工事組合等の紹介をするんだということで、こういう総合相談窓口ができました。きょうは、倉吉市に被災住宅総合相談窓口が設置をされたということで、市民のためにぜひこの総合相談窓口というものは必要だということを常々思っておりまして、一応1カ月たって、これからいよいよ、市民の方も一つの不安は取り除かれて、これからいよいよ復興に向けていく中に、今、山口議員が言われたように住宅の問題であったり、それからいわゆる被災宅地等もあります。家を何ぼ修繕しても被災した宅地が直らん限りはそこには住めない、こういう問題もあったりさまざまな、今の墓の問題もあるでしょう。そういった相談窓口、これを日本海新聞とか、いわゆる報道機関で知るんです。これに対してきちっと、やはり市として、11月には特集号が出ました、こういう瓦れきはどこに持っていってくださいとか、そういう特集号をつくってくださいましたが、ぜひ、これは12月市報か何かでされるのかどうかわかりませんが、本当に市民の人に、私はこういう問題で悩んでいるんだけど、これはどこの相談所に行けば一番効果的なのか、そういうことがわかる、そうした周知徹底を、我々もこれは新聞報道で知ったという、電話番号も、そういう状態ではいけんと思うんです。この1点、ぜひお願いをしておきたいと思います。  それで、今、伊藤議員から体育施設の緊急修繕ということでもありましたが、当初の専決では800万円であったものが、3回の専決において約3,600万円、これは今、体育施設の今、説明がありましたけども、それぐらいふえていっているわけです。この公民館の修繕工事は、実は社公民館と成徳公民館ということで決まっている。ですから緊急を要するわけですから、当初は想定ができませんから、屋根修理と壁修理ということで1,200万円でしょう。11月1日の専決には、非常に細かい数字で522万6,000円追加で出ているわけです。ところが、11月14日に、また一くくりしたような形で500万円専決が出ている。これは、こういう形でどんどんいくんでしょうか。  1月ぐらいにはまた臨時議会を開いてというお話も、きょうの議案説明会でもありました。こうやっていくと、当初のくくりは災害復旧ですから仕方ありません、1,200万円でいいでしょう。途中でやっぱり大体めどが立ってくるんじゃないんでしょうか、これは。こういう形でやっておると、どんどんふえていって、1月補正にはまた1,000万円というようなことが出てくるような、この体育施設もしかりですし、公民館もしかりですが、こういう形で専決をやっていかれるのか、どっかでやはり業者からきちっとした見積もりをとって、きちっとした形でやっていかないと、幾らたってもどんどんこの費用が膨らんでいくような、この専決を見ながら気になったわけで、この1点御答弁をいただければと思います。 ○総務部長防災調整監矢吹房生君) 窓口について、鳥飼議員から御質問がございました。  先ほどありましたとおり、山口議員にお答えしましたけれども、本日から被災住宅の総合相談窓口を設置させていただきました。その窓口におきましては、きょう、本日付で職員も、防災安全課に2名体制という、2名を追加し充実させながら取り組みを進めているところでございまして、お話の中にありますのは、県の相談窓口、市の相談窓口、いろんな相談窓口があるんだけども、本当にどこに相談に行ったら、きちんと相談を受けとめてもらって、対応してもらえるのかといったところの御趣旨もあると考えております。  そのあたりにつきましては、県の役割、市の役割、そういったところを整理しながら、またお伝えできるように整理をさせていただきたいと思いますし、それから報道関係の部分で知るということでございました。これにつきましても、市としましてプレスに情報提供し、こういったものをつくりましたよということで報道機関のお力もかりながら、市民の方に伝えているというところがございます。しかし、その細かいところの部分がわからないということもあると思いますんで、そういったところ、どういった形で情報を伝えていくのか、きちんとまた整理をしながら進めさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○教育委員会事務局長(向井 正君) 鳥飼議員の御質問にお答えします。  公民館の専決について、3度にわたって金額が上がってきているがということでございました。まず、10月25日においては、緊急・応急的にできるものということで、成徳公民館においては瓦の撤去、それから屋根、室内等を、それから社公民館においては危険物撤去、玄関壁面、天井、空調機等と見ておりました。  その後、調査を詳細にする中で、11月1日のほうで522万6,000円の追加の専決をお願いしたものでございます。その後、また14日にやっておるではないかということでございますが、これにつきましても、調査はだんだん進むと被害状況が明らかになってくるということがあって、当初気づかなかったところに外壁にひびが入っていたりとか、床がやられていたりとか、そういった部分ができてきましたので、その部分をその都度させていただいた結果が、何度もこういった形で専決をお願いする形になったということでございます。  公民館については、おおむねこれで、この2館については終了する予定でございます。 ○7番(鳥飼幹男君) 総務部長、よろしくお願いします。市民の方によくわかるような、そうした広報周知をお願いしておきたいと思いますし、それから公民館、また体育施設も含めて、わかります、どうせ工事しながら、はぐってみたら亀裂が入っていたということはわかるけども、やはりそういうことをずっと続けていくと大変な財政負担になっていくわけですし、きちっとした方に見ていただいて、建築士の方に見ていただけるわけですから、そしてやはりきちっとした金額を出してやっぱり予算組みをとりながらやっていかないと、このままいくとどこでも次々出てくるような、また施設もこれからも大変ですし、本格的復興はこれからですので、そういうところも留意しながら、しっかり安全を保っていただけるような工事をお願いしておきたいと思います。終わります。 ○議長(高田周儀君) 15番坂井議員。 ○15番(坂井 徹君) 1点だけちょっと確認の質問をします。公的施設を中心にして、今回たくさんの災害復旧のための事業が上げられておりますけれども、その基本的な考え方、原状を回復するための今回の専決処分を含めた予算措置なのか。ということは、原状を回復するということであれば、今後また6弱の震度の地震に遭遇すれば、同じ災害が再発するということは当然想定されるところです。  ですから言いたいことは、例えば耐震基準ということの観点から見れば、一番新しいのは東日本大震災で、九段会館の天井が落ちて2人が死んだ。そのことをもって平成24年に新しい耐震基準というのができました。そういうことからいうと、建築基準法上、耐震基準を満たしているけれども、あと配慮すべきは何か、災害を少なくするのは何かというと、非構造材をどうするかということ。具体的に言うと、窓枠にしても、いろんな非構造材をどうするかということにかかると思うんです。  それで今回専決処分で上げられているこの復旧予算の中身ですけれども、原状回復だけのための予算を想定した上げ方なのか、それとも非構造材を以前よりも丈夫なものにして、次の震度6弱であっても、それは被害が少なくなるんだという観点を含みながら見込んだものの予算の立て方なのか、あるいはそれがまだ決まってないというのだったら、今後予算化するに当たってどういう方向性で復旧を進められようとするのか、その辺だけ確認しておきます。 ○市長(石田耕太郎君) 今回、専決処分で上げておりますのは、緊急、応急的に必要なもの、あるいは災害査定に向けて調査の必要なもの、それから特に避難されている皆さんが自宅に帰っていただくためにどういう施策をとればいいのかという住宅確保のような、そういったものについて計上させていただいているわけで、本格的な復旧などについては今後災害査定等を通じて設計内容というのが固まっていくんだろうと思っています。したがって、今おっしゃったようなのは、これからの作業になってくるんではないかと認識をしております。  その際には、当然トータルコストをどう考えるかという問題も一方ではあります。ただ、そのもう一方では、やはり災害査定で国の査定を受けないといけませんので、そうした面での制約もあるだろうと思います。その辺を見ながら、どういうレベルで整備していくかということについては考えていくことになるだろうと思っております。 ○15番(坂井 徹君) 今、こういうことを発言したというのは、災害対策本部を市役所に設けることが普通の考え方ですけれども、それが現実にはできなかった。あるいはボランティアセンターは社会福祉協議会のところに設置すべきだったものが、実際にはそれが機能を果たせないということで、別の場所に移ったというような現実があるんです。  ですから、言いたいのは、そういう基本的な避難所なら避難所を指定するのはいいんだけど、避難所としての機能が果たせないようなことであったら、今、市長が答弁なさいましたけれども、財政的な理由をもとにしてしたにしても、やはりそれが機能が果たせるようなものを今後整備していく必要は、これは譲れない部分じゃないかなと思いますので、その辺の配慮も含めた上で今後の検討をお願いしたいと思います。 ○市長(石田耕太郎君) おっしゃるようなことも含めて、トータルで考えていきたいと思います。 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、議案第93号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第6号)について質疑を求めます。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、議案第94号 倉吉市税条例及び倉吉市国民健康保険条例の一部改正について質疑を求めます。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  日程第7 付議議案委員会付託 ○議長(高田周儀君) 日程第7、付議議案委員会付託を行います。  先ほど質疑を終結した諸議案は、審査のためお手元に配付しております議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。  これに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、議案付託表のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託することに決定いたしました。  こののちの委員会の開催について御連絡いたします。総務経済常任委員会は災害対策室、これは2階になります。建設企画常任委員会は展示室、この裏になります。教育福祉常任委員会は大会議室であります。大会議室はこの場所であります。これより、委員会審査等のため暫時休憩をいたします。                 午後2時49分 休憩                 午後3時50分 再開 ○議長(高田周儀君) 再開いたします。  日程第8 委員長報告並びに同報告に対する質疑 ○議長(高田周儀君) 日程第8、委員長報告並びに同報告に対する質疑を行います。  まず、建設企画常任委員会委員長の報告を求めます。  9番由田隆議員。 ○9番(由田 隆君)(登壇) 建設企画常任委員会の委員長報告をいたします。  本日の本会議において当委員会に付託されました議案を審査するため、委員会を開催し、担当職員の出席を求め、説明を聞き、慎重に審査いたしましたので、その結果について御報告を申し上げます。  まず、議案第85号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第3号)の専決処分のうち、当委員会の所管する部分、議案第86号 平成28年度倉吉市下水道事業特別会計補正予算(第2号)の専決処分、議案第87号 平成28年度倉吉市集落排水事業特別会計補正予算(第2号)の専決処分、議案第88号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第4号)の専決処分のうち、当委員会の所管する部分、議案第89号 平成28年度倉吉市下水道事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分、議案第90号 平成28年度倉吉市集落排水事業特別会計補正予算(第3号)の専決処分、議案第91号 平成28年度倉吉市国民宿舎事業特別会計補正予算(第1号)の専決処分、議案第92号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第5号)の専決処分のうち、当委員会の所管する部分、以上、8件の専決処分につきましては、いずれも原案のとおり承認すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第93号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第6号)のうち、当委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  以上、簡単でありますが、建設企画常任委員会の委員長報告といたします。 ○議長(高田周儀君) 次に、教育福祉常任委員会委員長の報告を求めます。  6番藤井隆弘議員。 ○6番(藤井隆弘君)(登壇) 教育福祉常任委員会の委員長報告をいたします。  本日の本会議において当委員会に付託されました議案を審査するため、委員会を開催し、担当職員の出席を求め、説明を聞き、慎重に審査いたしましたので、その結果について御報告いたします。  まず、議案第85号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第3号)の専決処分のうち、当委員会の所管する部分、議案第88号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第4号)の専決処分のうち、当委員会の所管する部分、議案第92号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第5号)の専決処分のうち、当委員会の所管する部分、以上、3件の専決処分につきましては、いずれも原案のとおり承認すべきものと決定いたしました。  次に、議案第93号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第6号)のうち、当委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  次に、議案第94号 倉吉市税条例及び倉吉市国民健康保険条例の一部改正についてのうち、当委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、簡単ではありますが、教育福祉常任委員会の委員長報告といたします。 ○議長(高田周儀君) 次に、総務経済常任委員会委員長の報告を求めます。  12番福谷直美議員。 ○12番(福谷直美君) 総務経済常任委員会の委員長報告をいたします。  本日の本会議において当委員会に付託されました議案を審査するため、委員会を開催し、担当職員の出席を求め、説明を聞き、慎重に審査いたしましたので、その結果について御報告をいたします。  まず、議案第85号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第3号)の専決処分のうち、当委員会の所管する部分、議案第88号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第4号)の専決処分のうち、当委員会の所管する部分、議案第92号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第5号)の専決処分のうち、当委員会の所管する部分、以上、3件の専決処分につきましては、いずれも原案のとおり承認すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第93号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第6号)のうち、当委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  次に、議案第94号 倉吉市税条例及び倉吉市国民健康保険条例の一部改正についてのうち、当委員会の所管する部分につきましては、原案のとおり可決すべきものと決定をいたしました。  以上、簡単でありますが、総務経済常任委員会の委員長報告といたします。 ○議長(高田周儀君) 続いて、ただいまの報告に対する質疑を求めます。  まず、建設企画常任委員会委員長の報告に対する質疑を求めます。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  次に、教育福祉常任委員会委員長の報告に対する質疑を求めます。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。
     次に、総務経済常任委員会委員長の報告に対する質疑を求めます。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 質疑を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、質疑を終結いたしました。  日程第9 付議議案の討論・採決 ○議長(高田周儀君) 日程第9、付議議案の討論・採決を行います。  初めに、議案第85号から第94号までを一括して討論を求めます。                〔「なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 討論を終結することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、討論を終結いたしました。  これより採決を行います。  まず、議案第85号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第3号)の専決処分から、議案第92号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第5号)の専決処分まで、計8件を一括して採決いたします。  以上8件は、承認することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、議案第85号から第92号までの計8件は、承認されました。  次に、議案第93号 平成28年度倉吉市一般会計補正予算(第6号)について採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。  次に、議案第94号 倉吉市税条例及び倉吉市国民健康保険条例の一部改正について採決いたします。  本案は、原案のとおり決することに御異議ございませんか。               〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(高田周儀君) 御異議なしと認めます。  よって、本案は、原案のとおり可決されました。 ○議長(高田周儀君) 以上で本臨時会に付議された事件は全て終了いたしました。  これをもって平成28年第6回倉吉市議会臨時会を閉会いたします。                 午後4時01分 閉会                 署        名 この会議録の正当なることを認め署名する。  倉吉市議会議長     〃 議員     〃 議員...